DMCカーマ、DMCホーマック、DMCダイキといったホームセンターを運営しているDCMホールディングス(3050)が株主優待制度を変更すると2019年12月27日に発表しました。ホームセンター業界では業界首位です。
株主優待については100株以上で自社ブランド商品(日用品)でしたが、これを変更し、買い物優待券に変更します。
同社を利用する方は良いですが、遠方の投資家にとっては改悪といえそうです。変更は2020年2月末株主より。あらたに長期保有の優遇も追加されます。
株主優待内容の変更
従来
2月末:100株以上の株主に自社ブランド商品の詰め合わせ
変更後
2月末:株主に対して株主優待券を付与。()内は3年以上の継続株主向け
100株:500円(2000円)
500株:1000円(3000円)
1000株:2000円(5000円)
変更後の株主優待券(買い物優待券)は実店舗のみの利用可能となっていて、ネットショップ等での利用はできません。全体的には改悪といったほうが良いのではないかと思います。
DCMホールディングス(3050)の株主優待情報ページはこちら
最近は多くの企業が、株主優待に長期継続保有の条件を付けるようになってきました。企業もその瞬間だけの株主ではなく、長期に株を持ってくれる投資家を求めているわけです。
ただ、投資家の立場からすると、こうした長期保有条件が付くと、機動的に株を売れない……という状況になります。一旦株を手放すと株主番号が変わって、すぐに買い戻しても長期保有の前提を維持できなくなります。
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上手に活用しましょう。