株を買っていても株主優待がもらえない!
株主優待を実施している会社の株を買い、「条件は満たしているはず」なのに、なぜか株主優待がもらえなかった…。そういうケースも実はあります。
下記のような株の買い方をしている場合、株主優待が受け取れませんのでご注意ください。
信用取引の買いのケース
信用取引の買い方(信用買い・空買い)をしている状態で権利付き最終日に株を持ち越した場合、配当金については配当金相当額を後日、調整金として受け取ることができますが、株主優待の権利については受け取ることができません。
ただし、権利付最終日までに「現引き」をして信用買いを現物株にしておけば株主優待の権利を得ることができます。
(参考:現引き・現渡しとは)
単元未満株を所有するケース
株主優待制度は、通常一定以上の株数を所有する株主に対してのみ行われます。この一定以上とは通常単元株以上を指す場合が多く、単元未満株取引の場合は、対象になりません。そのため、このケースでは株主優待を受け取ることはできません。ただし「端株(単元未満株)で株主優待」で紹介している通り、隠れ優待銘柄として単元未満株でも株主優待がもらえるケースがあります。
ただし、単元未満株の株主に対して優待を出すかどうかは企業の姿勢によって変わるため、もらえたらラッキーくらいに考える必要があります。
ミニ株(株式ミニ投資)の場合
ミニ株(株式ミニ投資)は通常の単元株の1/10の株数で取引できる株式投資ですが、上記の単元未満株の場合と異なり、ミニ株の場合名義人は取り扱い証券会社となります。
ですので、端株(単元未満株)で株主優待もらえるようなケースでもミニ株投資の場合はもらえないのでご注意ください。