もらってうれしい株主優待。株主優待ガイドはそんな株主優待投資をこれから始めたい初心者の方に基本を解説します。

株主優待ガイド株主優待の基礎知識>株主優待をもらう為には

株主優待が貰えないケースにご注意

ここでは、株式を購入していたのに株主優待がもらえなかった!そんなことがないように、一見株主優待がもらえそうなのに、実際は貰えないというケースを具体的な事例を挙げながら紹介していきます。

スポンサーリンク

株を買っていても株主優待がもらえない!

株主優待を実施している会社の株を買い、「条件は満たしているはず」なのに、なぜか株主優待がもらえなかった…。そういうケースも実はあります。

下記のような株の買い方をしている場合、株主優待が受け取れませんのでご注意ください。

 

信用取引の買いのケース

信用取引の買い方(信用買い・空買い)をしている状態で権利付き最終日に株を持ち越した場合、配当金については配当金相当額を後日、調整金として受け取ることができますが、株主優待の権利については受け取ることができません。
ただし、権利付最終日までに「現引き」をして信用買いを現物株にしておけば株主優待の権利を得ることができます。
(参考:現引き・現渡しとは

 

単元未満株を所有するケース

株主優待制度は、通常一定以上の株数を所有する株主に対してのみ行われます。この一定以上とは通常単元株以上を指す場合が多く、単元未満株取引の場合は、対象になりません。そのため、このケースでは株主優待を受け取ることはできません。ただし「端株(単元未満株)で株主優待」で紹介している通り、隠れ優待銘柄として単元未満株でも株主優待がもらえるケースがあります。
ただし、単元未満株の株主に対して優待を出すかどうかは企業の姿勢によって変わるため、もらえたらラッキーくらいに考える必要があります。

 

ミニ株(株式ミニ投資)の場合

ミニ株(株式ミニ投資)は通常の単元株の1/10の株数で取引できる株式投資ですが、上記の単元未満株の場合と異なり、ミニ株の場合名義人は取り扱い証券会社となります。
ですので、端株(単元未満株)で株主優待もらえるようなケースでもミニ株投資の場合はもらえないのでご注意ください。

参考:単元未満株取引とミニ株の違い

 

 

株主優待生活のために活用したいネット証券

株主優待をより効率的にゲットするためのおすすめの証券会社を紹介します。
株主優待のための証券会社の選び方のポイントは「株主優待におすすめな証券会社比較」をご覧ください。

関連情報

当ページの情報と関連性の高い情報サイトや用語の解説ページなどをピックアップしています。

現引きとは
信用買いをしている場合に証券会社から借りている資金を証券会社に渡すことにより、買付資金を返済して現物株を受け取ることができるというもの。

株式ミニ投資とは
株式ミニ投資とは通称「ミニ株」とも呼ばれる。通常の単元株の1/10の株数で取引ができる株取引のことをさす。

単元株とは
株式の売買単位。1単元を1つの議決権とする制度のこと。単元未満の株主にも株主としての権利はあるが、議決権は生じない。

株式の売買単位
株式の売買単位について解説しています。

株主優待ガイドTOP / 株主優待の基礎