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株主優待目的の投資のリスク

株主優待を目指す投資をするという場合、投資家にはどんなデメリット(リスク)があるのでしょうか?ここでは、株主優待を目的とした投資をするうえでどのようなデメリットがあるのかを分かりやすく紹介していきます。

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株主優待投資(株式投資)のリスク

株主優待投資についての魅力については「株主優待のメリット(魅力)」で説明しました。ところが、当然「投資」である以上は「リスク」が伴っています。
株式投資のリスクと言えば「株価下落」を指します。株価というものは変動するものです。 買った時よりも株価が下がればそれだけ損をすることになります。
株主優待で5000円得をしても株価が5000円以上下落してしまえばトータルでは損をすることになってしまいます。

このページで株主優待を目的として投資をするときにしっかりと考えておきたいリスクをまとめます。

ポイントは「株主優待が魅力である会社ほど、会社の価値(株価)に対する優待の比率が大きい」ということです。

※なお、一般的な株式投資におけるリスク全般を詳しく知りたいという方は「株式投資のリスク」のページの方がより参考になるかと思います。

 

株主優待は変更されることがある

株主優待制度というのは、企業(会社)が任意で行っていることです。その内容の修正や変更などは取締役会の決議で変更することができます。そのため、比較的簡単に変更することができるのです。対して、同じインカムゲインの一つである配当金の場合は、株主総会における決議が必要となります。

そのため、割と株主優待というものは制度自体が変更されやすいものということを理解しておく必要があります。株主優待が人気の会社などが、優待内容を改悪するような場合、株価が大きく落ちるような場合もあります。

特に、株価水準などから考えて、高利回り過ぎる株主優待に関しては多少の注意を払っておく必要があるかと思います。

 

株主とのコミュニケーション姿勢や将来展望が大切

、株主優待投資をするときのポイントとしては「優待内容だけでなく、会社の株主に対する姿勢や業績や将来性も十分に考える」という点が必要です。

株主に対する姿勢というのは、会社によって違います。
株主を大切にし、コミュニケーションを十分に行う。特に個人株主に対してしっかりとした施策をとっているか?というのは大切です。
特に消費者と直接つながることが多い会社などはこうした傾向があります。
その一方で、株主を財布としか見ていないような会社もあります。株主を集めるために株主優待を始めたけど目的(株価アップや株主数拡大)が達成されたら優待内容を悪化させたりする会社です。

また、業績については会社の将来性を考えましょう。規模の拡大ばかりが大切ではありませんが、今後10年、20年と残っていく会社かどうか?というのは「投資家」としての視点が必要です。

いくら優待内容が良くても、将来の先が見えていなければ投資対象とするべきではありません。株式投資の原則は「企業があげた利益の果実を受け取る」というものです。

利益が無いところからは果実は受け取れません。赤字企業で今後も赤字の見通しで改善のめどがないというのであれば、投資するべきではないでしょう。

 

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